特徴

セッションIPAは、アメリカンIPAから派生し近年誕生したスタイルです。
アメリカンIPAらしいホップの香りは残しつつ、本来のIPAよりも苦味が控えめ・アルコール度数が低めに造られているのが特徴で、セッションIPAのセッション(Session)とは「みんなでワイワイ長時間楽しめる(何杯でも飲める)」という意味合いで名付けられています。

このような何杯でも飲める(飲めそうな)ビールのことを、ドリンカブルまたはドリンカビリティが高いと言います💡
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発祥

セッションIPAは2000年代以降にアメリカで誕生しました。
なかでもミシガン州にあるFounders Brewing(ファウンダーズ ブリューイング)が2010年に発売した「ALL DAY IPA」というビールがセッションIPAの先駆けだと言われています。
当時はインペリアルIPAなど高アルコール(度数10%以上!)のIPAが大流行中でしたが、市場では「高アルコール過ぎて飲んでいて疲れてしまう」という意見もありました。
そこで前述のファウンダーズは、アルコール度数は低いけれどもホップの香りを楽しめるようなIPAは造れないかと試行錯誤の末、2年という年月を掛け完成させたのが「ALL DAY IPA」なのです。
そしてこのビールが発売されるとまたたく間に人気となり、クラフトビールシーンでセッションIPAというスタイルが定着し始めたと言われています。

ALL DAY IPAについては、アンテナアメリカさんのサイトで詳しく解説されています。ぜひ!


歴史

先にも書いたように、セッションIPAは「長時間楽しめるIPA」という意味合いで名付けられましたが、セッションIPAのようなアルコール度数の低いビールは実は100年以上前から存在しています。
その起源は第一次世界大戦時代のイギリスだと言われていて、当時イギリスでは労働の休憩時間にビールを飲むことが許されていたのです。そしてこのような飲酒可能な時間帯は「セッション」と呼ばれていました。
鋭い方ならお気付きかもしれませんね。そう!この当時のイギリスのセッションという言葉が、現代のセッションビールの語源なのです。
「え、でも意味合い全然違くない??」
その通りです!しかしこの時代のイギリスのビール事情を知ると合点がいきますので、少しだけ書かせてください👌
当時イギリスにはアルコール度数の高いビールもたくさんありました。
しかしそれらを労働の合間に飲んでしまうと、酔っ払ってしまってその後仕事にならないという事例が多発!(そりゃそうだ!)
そこで政府は、戦時中のビールの度数を制限したのです。結果アルコール度数3%程度のビールが誕生・普及し、高アルコールのビールは淘汰されていきました。

さらに重要なのがイギリスのパブ文化です。パブの歴史は深く、17世紀頃から現代に至ってもなおイギリスの人々に愛されています。
パブは単なる居酒屋さんではなく、地域のコミュニティの中心であり、仕事仲間や友達たちと「長時間会話や滞在を楽しむ場」です。
そしてパブの「長時間会話や滞在を楽しむ場」は、戦時中の低アルコールビールと相性抜群だったのです!
高アルコールのものを飲んでしまっては酔っぱらってまともに会話が出来ないですものね。(それも楽しいけどね🤭)

これらの低アルコールビールはビターやマイルドと呼ばれるスタイルで、現在でもイギリスのパブで日常的に飲まれています。
つまり現代の”セッション”の語源は、イギリスのパブ文化・セッションという言葉・戦時中のアルコール規制という背景からきているのですね👏ビールの歴史は面白い!
✒️詳しくはこちらの記事をどうぞ♪
オススメのセッションIPA
🍺SESSION IPA(mahou/スペイン)

\point/
・セッションIPAの先駆者ファウンダーズとのコラボ商品!
・イオン系列店にたまにある
・パッケージ可愛い♡
🍺GOOD BUDDY(BREWDOG/イギリス)

\point/
・ファミマで買える!
・THEセッションIPA
🍺週休6日(京都醸造/京都)

\point/
・ベルジャンセッションIPAは珍しい
・ベルギー酵母を使用していて複雑な香り!
(写真データが見つからずNO IMAGEであしからずです…)





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