ミルクスタウト/Milk Stout

スタイル図鑑

発祥と歴史

ミルクスタウトは、イギリス イングランドのケント州「ハイ・ストリート・ブルワリー」で誕生したスタイルで、当時イギリスで大人気だったスタウトという黒ビールに乳糖(ラクトース)を加えて造られたのが始まりです。

19世紀のイギリスではスタウトが広く飲まれていましたが、苦味が強く、ドライでずっしりとしている(=ちょっと飲みにくい)という特徴がありました。

そこで、もっとまろやかで飲みやすいスタウトは造れないか?と考え、行き着いた答えが乳糖だったのです。

ハイ・ストリートで造られたミルクスタウトは「Mackeson(マッケソン)」というブランドで売り出され、当時は乳糖が入っていることから「健康的で滋養のある飲み物」として人気を博したのだそうですよ。

日本ではなかなか購入しづらいですが、現在でも「Mackeson Triple Stout」として販売されています♬

なんと!当時は妊婦や病人にも勧められたそうですよ。ただし現在ではこうした健康効果の表現は規制されていることから、ミルクスタウトではなくスイートスタウトと呼ばれることも。

味わいとその仕組み

ミルクスタウトは、

・コーヒーやチョコレートを思わせる香り
・苦味は控えめ
・なめらかでクリーミーな口当たり
・甘みも感じられる

などが特徴の黒ビールです。

ビールの甘みというのは基本的には麦芽由来の糖によるものですが、その大部分は酵母が分解してアルコールへと変換されます。

しかし乳糖は酵母が分解できないサイズであるため、そのままビールの中に残り、結果甘みのあるビールが生まれるのです。

逆に言えば、酵母が糖をほとんど分解してしまえば、キレのあるビールを造ることができるということです。

アサヒスーパードライはキレのあるビールとして有名ですが、アサヒが自社開発した酵母は幅広い糖を分解することができるのだそうですよ。

オススメのミルクスタウト

🍺MILK STOUT nitro

(LEFT HAND Brewing/アメリカ)

レフトハンドのミルクスタウトは、nitro(ナイトロ/窒素のこと)を注入して造られています。窒素が入ったビールの特徴はなんと言ってもそのスムースさ!

通常の炭酸ガスだけのビールとは違い、あまりシュワシュワしていないので最初はびっくりするかもしれませんが、このクリーミーな口当たりはミルクスタウトと相性抜群です。

ちなみにギネスビール(ドラフトギネス)にも窒素が使われています。


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とりあえずのビールはもうおしまい。

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