グビグビ飲むだけがビールじゃない!【ペールエール入門編】

いろんなビールを知る

みなさん「ビール」と聞いたらどんなことを思い浮かべますか?【黄金色】【しゅわしゅわの泡】【キンキンに冷えている】【炭酸の爽快感】【暑い日に】【グビグビ喉を鳴らして飲みたい!】…あぁ最高ですね!ビールに対してこのようなイメージをお持ちの方は多いと思いますが、では【ちょっとぬるいくらいで】【グビグビ飲まないビール】と聞いたらどうでしょう?そんなのビールじゃない!と反論したくなる気持ち、分かります。かくいう筆者もその一人でした。

よなよなエールとの出会い

あれは筆者が20代の頃、コンビニで「よなよなエール」という缶ビールを買いました。なんだかパッケージが可愛くて、いわゆる”ジャケ買い”をし、嬉々として自宅でプシュッとプルタグを開けゴクゴクと豪快に飲みました。今思えば勿体ない飲み方をしているのですが(後述します)、当時は缶ビールとは”そういう飲み物”だと思っていましたから。で、よなよなエールを飲んだ感想は、「なんだか不思議な味がするし喉越しも全然ない!これはビールじゃない!」でした。(本当にごめんなさい。)「こういうビールもあるんだ」という考えに至らなかった筆者も未熟者でしたが、前述の通り、当時は日本の大手メーカーのビール=「ビール」だと思っていた筆者、そういった「ビール」が【ピルスナー】というスタイルのビールだということは当然知りませんでしたし、そもそもビールよって大きな味の違い(スタイルの違い)があるなんてつゆにも思いませんでした。
そんな「よなよなエール」はどんなビールかというと、【ペールエール】というスタイルの上面発酵ビールです。「上面発酵ビール」とはビールを大きく分類したうちのひとつで、このペールエールはコクがありホップの香りと苦味が豊かなビールです。さらに【イングリッシュペールエール】、【アメリカンペールエール】など、子細なスタイル分けもあります。

ちょっとぬるいくらいが丁度いい

ここで冒頭に戻りますが、ペールエールは【ちょっとぬるいくらいで】【ゆっくり飲む】時、最もポテンシャルを発揮するビールです。【ちょっとぬるいくらいで】というのは、およそ8〜13℃。冷蔵庫から出した後3〜4分ほど室温で放置し、それを常温のグラスに注いだくらいがベストです。というのも、ペールエールは香りとコクが特徴のビール。キンキンに冷えていては味も香りも感じられません。(ぬるいコーラが甘く感じるのと同じ現象です。)
「え〜缶のままじゃなくてグラスに注がないとダメ?面倒だなぁ。」と思った方、騙されたと思って一度グラスに注いで飲んでみて下さい。これはどんなビールにも言えることですが、ビールはグラスに注ぐことによって美味しさも楽しさも格段にアップします。特に香りが特徴のビールにおいては、缶のままだと飲み口が小さすぎてその醍醐味である香りを楽しむことが出来ません。飲み口の大きい、特にチューリップグラスと呼ばれるような形のグラスが相性が良いと言われています。

とはいえ、そんなグラス家にないよ!という方は、どんな形のグラスでも構いません。が、出来れば「透明のグラス」をチョイスしましょう。ビールの色や泡立ち方も、ビールによって千差万別。”目”で見るのもビールの楽しみのひとつです。

ゆっくり飲めばより美味しい

そもそも”グビグビ飲む”ことの喜びとは「喉を通る炭酸の刺激」と言っても過言ではありません。たしかに炭酸はビールの醍醐味ですし、お風呂上がりにキューッとやるのなんて最高ですよね。だけれどそれだけがビールではなく、ビールはホップや麦芽で作ったお酒です。色々な味わいがあるし、それを楽しまないのは勿体ないんじゃないかなぁと筆者は思うわけです。特にペールエールなどのエールビールは、ラガービールのようにキューッとやるのには不向きです。その芳醇な香り、コク、味わいを存分に堪能する前に喉を通してしまっては、作っている方にも申し訳ないというものです。ただ誤解しないでいただきたいのは、ラガービールは味はどうでもいいと言いたいわけではなく、どのタイプのビールにも得手不得手があるのだということです。
とにかく、20代の頃よなよなエールをあのような飲み方をした筆者は楽しみ方を全く分かっていなかったということですね。なんとも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、10年越しの今なら全力で楽しめる自信があります。よなよなエール、美味しいビールです。ペアリングも後記しますので、みなさん是非グラスを用意して飲んでみて下さい。

ではまた!

本日のまとめ

  • 【ペールエール】は上面発酵ビール
  • コク、香り、苦味が特徴
  • 飲み頃は8〜13℃
  • チューリップ型のグラスがベスト
  • ビールはなるべくグラスに注いで
  • ゆっくり飲むビールも美味しい

本日のペアリング

よなよなエール(ヤッホーブルーイング)

  • スタイル アメリカンペールエール
  • アルコール度数 5.5%
  • IBU(国際苦味単位) 41
  • 使用ホップ カスケード他
  • 適温 13℃(公式サイトより)
  • 推奨グラス チューリップ型

チーズバーガー

アメリカンペールエールとはアメリカ発祥のペールエールのことで、主にアメリカ産のホップを使用したグレープフルーツなど柑橘を思わせるフレッシュな香りが特徴のビールです。
ビールペアリングの方法のひとつとして、「発祥国を合わせる」というものがあります。つまりアメリカ発祥のハンバーガーやフライドポテトは、アメリカンペールエールに最高にマッチするのです!とはいえハンバーガーを用意するのはちょっと億劫…という方は、スーパーなどでも買えるオイルサーディンの缶詰はいかがでしょうか?ホップの柑橘の香りと魚介の風味は相性が良く、またビールの苦味が魚の旨味をアップさせます。良かったらお試し下さい。

ヤッホーブルーイングの看板商品が詰まった飲み比べ5本セット!
ペールエール、IPA、ホワイトエール、セゾンといったエールビールの代表格が勢ぞろいです。
このスタイルってこういう味なんだ、と勉強にもなるかも。味はもちろん全部うまー!です。


お供に!


参考文献



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