こんにちは、あべsanです。最近ノンアルブームがすごいですね!
筆者はもっぱらのビール党ですので、ノンアルコール飲料を飲むのであればやはりノンアルビール(正確にはノンアルコールビールテイスト飲料)を選びたいという気持ちがあります。ですが一口飲んで
「やっぱビールの味じゃないよなぁ…」
なんて思っちゃったりして、どうしてもノンアルビール=美味しくないというイメージが長い間拭えませんでした。しかし昨年の2024年、アサヒから「アサヒゼロ」というノンアルビールが発売され著者は衝撃を受けたのです…
ビールの味がするぞ!!!
ではこのアサヒゼロは、今までのノンアルビールとは一体なにが違ったのでしょうか?
ということで今回は、ちょっぴりノンアル飲料のお話と、それを踏まえた上で先日発売されたばかりのサントリーザ・ベゼルズ、キリンラガーゼロに加えて、アサヒアサヒゼロの飲み比べをしていこうと思います。
とにかく早急に飲み比べの結果が知りたい!!という方は一番下のまとめの項目までスクロールしてくださいね。
それではようやくスタートです!
そもそもノンアルとは?

まず初めに、ノンアルコール飲料はアルコール度数1%未満の酒類に似た味わいの飲料と定義されています。なので1%未満ならばノンアルコールに分類されますが、アサヒから発売されているビアリーという度数0.5%のビールテイスト飲料は律儀に微アルコールと表示されています。

ビアリーでも分かるように、近年日本でのノンアル飲料は度数0.00%が主流となっています。
ノンアルビールのタイプ

ノンアルビールはその製造方法から3種類に分類することができ、それは以下の通りです。
①発酵原料を一切使わないタイプ
このタイプはアルコールを生成させるための発酵原料となる麦芽などを使用していません。風味をビールに似せて造られていますが、美味しく造るのが非常に難しいです。
●商品例/アサヒドライゼロ、サントリーオールフリーect.

例えばアサヒドライゼロの原料を見てみると、主に食物繊維、大豆ペプチド、ホップで造られています。
②麦芽やホップなどビールと同じような原料を使用するが発酵させないタイプ
このタイプは発酵(アルコール生成)に必要な酵母を使用していません。ビールのアルコール発酵以外の過程でビールの味わいを引き出す技術が使われており、この技術は2020年にキリンが特許を取得しています。


キリンのグリーンズフリーはこのタイプ。2020年に発売された商品ですが、昨年2024年に中味がリニューアルされるなど根強い人気があります。
③ビール製造後にアルコールを除去したタイプ
この製法が今現在では最もビールらしい味わいを残すことができます。ノンアルビールに限らず、このアルコール飲料からアルコール分のみを除去する技術は「脱アルコール製法」と呼ばれています。

海外では日本よりも早くこの製法によるノンアルコール飲料が登場していますが、日本のように0.00%ではなく、微量ではありますがアルコールが含まれる商品が多かったようです。
ザ・ベゼルズ、ラガーゼロ、アサヒゼロの共通点

お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、ザ・ベゼルズ、ラガーゼロ、アサヒゼロは全て③ビール製造後にアルコールを除去したタイプのノンアルビールです。
ザ・ベゼルズだけは少し風変わりなのですがそれは後述するとして、いよいよこれらを踏まえた上で各種レビューしていこうと思います!
ザ・ベゼルズ


*原材料*
麦芽、ホップ、スピリッツエキス(ノンアルコール)、食塩
/炭酸、香料、酸味料、カラメル色素、苦味料
ザ・ベゼルズは原材料を見ていただくと分かるようにスピリッツエキスが使用されています。
スピリッツエキスとはスピリッツの原酒を脱アルコールしたものだそうで、ザ・ベゼルズはこれを麦汁(ビールの元となる液体)的なものにブレンドして造っているのかなあと思います。
もしかしたら脱アルコールしたビールとブレンドしているのかもしれませんが、そのような明記は見当たりませんでした。
なので「風変わり」と先に書かせていただいたのですが、今回は脱アルコール製法を使用しているという点で③のグループに属するということにさせていただきました。
そしてこのスピリッツエキス。これがサントリーが最も推している点のように感じられるのですが、著者的にはこのスピリッツエキスが良くなかったんじゃないかなあと思っています。
ノンアルタイプ①によくある独特の甘み、臭みみたいなものがあって、申し訳ないですが全部飲み切ることができませんでした。
何年も前のノンアルビールと同じ味がするよ…
公式は800回以上試作を重ねたと謳っていますが、サントリーの強みであるスピリッツを使おうとした結果がこれなのかなあと、結構悲しい気持ちになりました。

<著者の勝手な5段階評価>
香り ☆☆☆☆☆
味わい ☆☆☆☆☆
のど越し★★★★☆
泡立ち ★★★☆☆

良かった点を挙げるのであれば、泡立ちが非常に良いのは好印象でした。
炭酸も強めなのでのど越しはGOOD
ラガーゼロ


*原材料*
麦芽、スターチ、コーン、米、大麦、水あめ、ホップ
/炭酸、香料、酸味料、甘味料
ラガーゼロは概ねビールと同じ原料で造られています。
ザ・ベゼルズの1週間程後に発売されたのですが、著者は先にザ・ベゼルズを飲んでガッカリしちゃっていたのでラガーゼロを飲む際は結構ドキドキしていました。
そしていざ開栓しグラスに注ぐと、ふわっと広がる華やかなホップの香り!!この時点で期待がぐんと膨らみ、ピルスナーを飲むときのようにゴクゴクといただきました。そして飲み下した後の著者の第一声は
なにこれすごい!!キリンすごい!!!
でした。アルコールが含有しているかのような飲みごたえに麦芽の旨味もしっかりと感じられ、もう概ねビールの味!美味しい!
なによりノンアルビール特有の香味がほとんどありません。全くないわけではありませんが、それは後味よりもっと先の方の余韻のあたりで感じるかなあ程度で、お食事などと一緒にいただいたら気にならないような気がします。

<著者の勝手な5段階評価>
香り ★★★★☆
味わい ★★★☆☆
のど越し★★★★☆
泡立ち ★★☆☆☆

ラガーゼロは絶対にリピートしたい!
アサヒゼロ


*原材料*
麦芽、スターチ、麦芽エキス、ホップ、大麦、コーン、米
/炭酸、香料
では最後にアサヒゼロ。このアサヒゼロは、先に少し紹介した微アルコールのアサヒビアリーから着想を得て造られたそうです。
ビアリーはアサヒゼロよりも3年早い2021年に販売された商品ですが、このビアリーも脱アルコール製法によって造られています。
そこで、さらに脱アルコールしたら0.00%が実現するのではないか?と考え、ビアリーでの脱アルコール工程は1回ですが、アサヒゼロでは濃いめのビールを造ったのち脱アルコール工程を2回行うことにより、0.00%かつ飲みごたえのあるノンアルビールが誕生したのです。
この脱アルコール製法で造られた0.00%のノンアルビールは、当時日本の大手ではアサヒゼロが初めてでした。
これまでのノンアルビールのような特有の香味も少なく、きちんとビールの味がして飲みごたえもあり、さらに添加物が少ないという点も良い!
著者はノンアルビールをいただくことはあまりなく、ビアリーに対しても正直「0.5%あるなら普通にビール飲むわ」というタイプです。ですがまれに今日はノンアルにしようかな…という気分の日があり、その際は必ずアサヒゼロを選ぶほどのアサヒゼロ推しでした。

<著者の勝手な5段階評価>
香り ★★★☆☆
味わい ★★★☆☆
のど越し★★★☆☆
泡立ち ★★★☆☆

発売当時は他のノンアルビールに比べて価格が高めだったので驚いた記憶がありますが、飲んでみて納得の味わいです。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました!
著者が好き勝手下した評価をまとめるとこんな感じです。

ザ・ベゼルズ
香り ☆☆☆☆☆
味わい ☆☆☆☆☆
のど越し★★★★☆
泡立ち ★★★☆☆
価格171円(税込み)

ラガーゼロ
香り ★★★★☆
味わい ★★★☆☆
のど越し★★★★☆
泡立ち ★★☆☆☆
価格171円(税込み)

アサヒゼロ
香り ★★★☆☆
味わい ★★★☆☆
のど越し★★★☆☆
泡立ち ★★★☆☆
価格171円(税込み)
価格はカクヤスさんのオンラインショップを参考にさせていただきましたが、スーパーなどを覗いてみても3商品とも同じ価格でした。
これから価格変動などが起こるかもしれませんが、3商品同じ価格であるのなら著者は確実にラガーゼロを選ぶと思います。
さらに言えば、「今日はビールじゃなくてラガーゼロにしようかな」と思う頻度が増えそうな気さえしています。それくらい美味しかった!ノンアルビールはアサヒゼロしか勝たんと思っていましたが、ラガーゼロはとても感動したし著者好みの味わいでした。
今回の記事がみなさまのノンアルビール選びに少しでも貢献できたら幸いです♬
ではまた!

楽天ドリンク館が安め?350ml×24本で1本税込み160.4円(。・ω・。)ノ
コメント