キリン一番搾りホワイトビールを飲んでみた!

キリン

日本

製造

キリンビール

スタイル

ホワイトラガー/ウィートラガー?

アルコール度数

5.0%

IBU

副原料

コーン

感想

このビール最大の特徴は、大麦麦芽に加え小麦麦芽を使用しているという点です。小麦を使用しているビールは「ホワイトビール」とか「ウィート(小麦)ビール」と呼ばれたりもします。有名なものだとヤッホーブルーイングの「水曜日のねこ」もホワイトビールです。この水曜日のねこは【ベルジャンホワイト】というスタイルですが、これはベルギー発祥の(ベルジャン)小麦(ホワイト)ビールということですね。

今回の商品名にもなっている「ホワイトビール」というスタイルは、「エールビール」に分類されます。エールビールというのはビールを大きく2種類に分けたうちのひとつで、華やかな香りが特徴です。もうひとつは「ラガービール」といい、喉越しとキレのよさを特徴としています。

そしてこの一番搾りホワイトビールは、公式には発表されていないので定かではありませんがラガービールなんじゃないかなあと勝手に思っています。というのも、ラガービールの特徴である「キレ」をより強めるための副原料「コーン(とうもろこし)」がこのビールにも使われているからです。(このコーンや米などの副原料を使ってビールのキレを良くする手法は、日本の大手ビールメーカーのビールによく見られます。)キレを良くするための副原料を使ったエールビールに著者は出会ったことがありません。

しかしネットでは、ドイツ発祥のホワイトビールである【ヴァイツェン】(これはエールビールです。)だと仰っている方もいて、正確なスタイルはわかりません。ごめんなさい。しかし著者としては、「ホワイトラガー」とか「ウィートラガー」なんじゃないかなあと思っています。

専門的なお話はこのへんにして、そろそろ飲んだ感想に移ります!

ずばりひとくち飲んだ感想は、「甘い!」でした。しかし嫌な甘みではなく、麦芽とホップ由来の香りがそう感じさせているのだと思います。残念ながら使用ホップまでは発表されていませんでしたが、ドイツ式ラガーによく使われる「ハラタウ・ミッテルフリュー」や「テトナング」などのホップが使われているのではないかなと思います。そんなホップ由来のお花のようなフローラルの香りを穏やかに感じることができ、その香りは時間が経つと濃いハチミツに変わります。この香り変化も是非楽しんでいただきたいです!

そして小麦ビールらしいなめらかな口当たりと、爽やかな酸味が非常に心地いいです。小麦ビールは後味がよくないものがままある印象ですが、こちらは後味に麦芽の味わいがぐっと出てきて好印象。副原料のコーン由来の味わいもあまり感じず、美味しくいただくことができました。ビールが苦手な方が飲んでも美味しいと思えるビールではないかと思います。もし見つけたらぜひぜひお試しくださいね。

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