THE BITTER-IST/ザ・ビタリスト レビューと使用ホップ解説。

アサヒ

日本

製造

アサヒビール

スタイル

ピルスナー

アルコール度数

6.0%

IBU(国際苦味単位)

使用ホップ

タラス、ヘルスブルッカー他

副原料

米、コーン、スターチ

感想

2025年4月15日にアサヒから発売された7年ぶりのスタンダードビールです。

キャッチコピー通りしっかりとした苦味とキレがありますが、スーパードライよりも香りが良い印象です。飲み始めの香りはヘルスブルッカーホップ由来の干し草を思わせるグラッシー感があり、時間が経つにつれオレンジのような香りに変わります。

口に含むと苦味がガツン!タラスホップ特有のシトラスの皮や少しのフローラルを感じることができ、後味は非常にキレが良いです。このキレの良さは副原料の米などに由来しますが、アルコール度数が通常のピルスナーより高いのもあってかライトボディに感じることはありません。

麦芽の味わいはあまり感じないので、個人的にはオールモルト(米などを使わない麦芽100%のビール)だったらもっと好きな味わいだったかも、とも思いますが、このキレの良さがアサヒの良さだと思います。美味しくいただきました。

タラス(Talus)ホップ

α酸(※):8-12%

アメリカのヤキマバレー原産のホップ。
その香りはシトラスでフローラル。
シトラスの皮、ドライローズ、松脂、トロピカルフルーツ、セージ。
香り付けにも苦み付けにも使える優れもの!

ヘルスブロッカー(Hersbrucker)ホップ

α酸:1.5-4%

ドイツ南部ヘルスブルック地方原産のホップ。
苦みが成分が少なく、主に香り付けに使われる。
ドイツのラガービールにも多用される。
その香りは上品であり、干し草や花、オレンジを思わせる。
キリンラガービールにも使われているホップ!

(※)α酸…ホップに含まれるビールの苦みの素。この数値が高いほどビールは苦くなるので、苦いビールを造りたい場合はこのα酸が高いホップを使用する場合が多い。

コメント

error: Content is protected !!